親鸞 激動篇

これまでのあらすじ――極悪人も本当に救われるのか?! 純愛、冒険、陰謀、裏切り、祈り― すべてがぎゅっと詰まった、手に汗握る物語。

これまでの親鸞

 貴族から武士へと政権が移る、激動の平安時代末期。下級貴族の家に生まれた親鸞は早くに両親を失い、伯父に育てられる。八歳のときに出会った男たちが、親鸞の人生を変えていく。彼らは社会の底辺でたくましく生きていた。

 九歳で出家。比叡山に入山し、過酷な修行に励んだ。しかし、命がけで修行をしても納得のいく結果を得られない。煩悶する日々。

 二十年の修行を経て、親鸞は山を下りる決意をする。都の六角堂で百日間参籠するのだ。そこで親鸞は美しい女性に出会い、恋心が芽生える。だが同時に、十年前に出会った女性から思わぬ告白を受け、身をゆだねられる。二人には、悲劇的な結末が待っていた。

 参籠から九十五日目、憧れの女性が告げた不思議な言葉に導かれ、親鸞は法然の門下に入る。法然は念仏の教えを説いて、民衆から熱く支持されていた。親鸞、二十九歳。自らの道を見定め、充実した日々が始まる。だが、それも束の間であった。

 民衆を駆り立てる念仏の教えは朝廷から弾圧され、一門断罪。法然、親鸞も流罪となる。三十五歳の親鸞は、流刑地・越後に向かった。

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